SAKURA




何て言うのかな…



お兄ちゃん?


ができた気分?




勉強教えてくれたり、帰り送ってくれたり、応援来てくれたり…





まさしく、和也クンはお兄ちゃんなんだよ!



きっと、お兄ちゃんが出来たらこんな感じなんだろうね。





一足遅れてコートを出ると、先輩を中心に何人かが集まってヒソヒソと話し込んでいた。


『何話してるんですか?』

話に混じろうと近付くと、一斉にこちらを向いて、ニヤニヤと企み顔をしてくる。


『なっ、何?』



何か嫌な予感が…



そぉ思った時には、すでに時遅し。

一斉攻撃が始まった。



*
< 36 / 119 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop