SAKURA
何て言うのかな…
お兄ちゃん?
ができた気分?
勉強教えてくれたり、帰り送ってくれたり、応援来てくれたり…
まさしく、和也クンはお兄ちゃんなんだよ!
きっと、お兄ちゃんが出来たらこんな感じなんだろうね。
一足遅れてコートを出ると、先輩を中心に何人かが集まってヒソヒソと話し込んでいた。
『何話してるんですか?』
話に混じろうと近付くと、一斉にこちらを向いて、ニヤニヤと企み顔をしてくる。
『なっ、何?』
何か嫌な予感が…
そぉ思った時には、すでに時遅し。
一斉攻撃が始まった。
*