SAKURA
*3*休日
約束
『やっぱりいた!
ご飯、一緒ぃぃ?』
学校が始まり、また和也クンに会えるようになった。
相変わらず、保健の先生はここにあまりいないし、私たちのたまり場になっている。
空調も利いてるし、ソファーもあって、快適な環境なのに他に利用する生徒がいないのは不思議だ。
だけど、そんなことを考えるのは頭の中だけ。
この居心地の良さも私がここに通っていることも、絶対に他言しない。
2人きりの心地よい空間を誰にも邪魔されたくないんだもん…。
*