今、気づいたの☆天使のささやき☆

「でもさー、それっ
ていつまで続くの？
まさか嫁入りするま
で？」

　ソバ子が素朴な質
問を投げかける。

「えー？！でもさ、
それじゃあ彼氏の一
人もつくれないじゃ
ん」

　バリも真剣に心配
する。

「そうだよー、男と
デートなんて絶対無
理でしょ？」

　ソバ子が強い口調
で言い放つ。

「・・・」

　私は何も言い返せ
ない自分に悲しくな
る。

　私は自分の今ある
現実をあらためて突
きつけられ、現実に
向き合わされて、自
分の置かれている環
境の厳しさを目の前
に広げられてしまっ
たようで、一気に落
ち込んだ。

　そして、その場の
空気も私の気持ちと
同じように沈んでし
まった。

　それを咄嗟に察知
したムードメーカー
的存在のバリが慌て
て声を発した。