今、気づいたの☆天使のささやき☆
その頃、リョクは大型
二輪の免許を獲るため、
信州の山奥にいた。
最安最短で夏休み中に
とろうと、突然決めた
のだった。



ある日、ミントは、
母親と買い物に行った
帰りだった。

母親の運転する車の窓
から外を眺めていた。
いつも通り、リョクの
家の前を通り過ぎた。

あれ?

いつも通りのリョクの
家の風景ではなかった。


お葬式?
おじいさんか、おばあ
さんが亡くなったのか
な。


ただそんな風に思った。
リョクの家族と交流があ
ったわけではないので、
もし、今度リョクに会っ
たら、その時、お悔やみ
を言えばいいかな・・・
それくらいに思っていた。

家に帰ると、ポストに
回覧板が入っていた。

リョクの家のお葬式に、
町内会から花輪をだすの
で寄付を募るということ、
手伝える人はお願いしま
すとの文書だった。

私はそれだけ読んで、
そのまま気にはとめな
かった。
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