今、気づいたの☆天使のささやき☆
 するとモナコはそん
な私にイライラしてき
て耐えられなくなると
突然パキッと音がしそ
うなほどの勢いでこち
らを向き、ドライアイ
スのような触ったら冷
たいんだか熱いんだか
わからないけどヤケド
しそうなレーザー光線
のような視線をピンス
ポットであてるように
して言う。

「あのさ、嫌がってる
でしょ。私の女に手出
さないでくれる」

 その一言で100%
の男達が真っ赤に陽に
焼けた顔を真っ青にさ
せて、怖々と逃げるよ
うに去っていく。

 そして、モナコは何
事もなかったように眠
り続けるか本を読む。

 私はホッとするもの
の、ちょっとなんだか
変な気分だ。

 そんなことを何度と
なく繰り返している間、
他の二人は相変わらず
子供のように海で遊ん
でいる。

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