今、気づいたの☆天使のささやき☆

「そう、じゃあ、後を
頼むよ。しばらくこの
まま休ませてあげて。
もし、何か飲みたいと
か寒いとか言ったら世
話してあげて。本人が
大丈夫そうだと思えた
ら帰っていいから」

「はい」

「ありがとうございま
した」

「すみません。お世話
をおかけしました」

　さすがモナコだ。ま
るでソバ子の母親のよ
うな口ぶりだ。

「「じゃあ、気をつけ
て。もう二度とこんな
ことにならないように
後で本人によく言って
おいて」


「はい」

　彼は海に戻ろうとし
て、ふと振り返った。

「そう言えば、ソバ子
？とか呼んでた？」

「はい。ソバ子です」

「ソバって・・・ソバ
？」

「はい。ソバのソバで
す。ソバ屋の娘なんで」

「あー、」