今、気づいたの☆天使のささやき☆
「じゃあ、行こうか」

 突然、腕をとられ、
どこかに連れていかれ
ようとした。

「え?あの・・・」

 私はズルズルと、
相手チームの男性の
一人に引きずられる
ように引っ張られて
歩いた。

「あの、」

「家はどこだっけ?」

「あの、みんなは・・」

「それぞれ、自分ちに
近い子を送るって」

「はー、そうですか」

 前方を見ると、
リョクがいた。

 向こうもこっちに
気づき、見ている。
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