今、気づいたの☆天使のささやき☆
 近くを通り過ぎよう
とした時、

「おい!!」

リョクの声がした。

振り向くと、リュクが
怖い顔で見ている。

「知り合い?」

一緒の男性が聞く。

「いえ」

「そう」

「あの、トイレに行っ
てきてもいいですか?」

「うん、もちろん。
じゃあ、ここで待って
るから」

「はい」

私はトイレに向かって
走り出した。

 それを追いかけるよ
うにリョクがついてきた。

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