今、気づいたの☆天使のささやき☆
「おい、待てよ」

「何?」

「大丈夫なのかよ」

「何が?」

「こんな遅くまで」

「別に」

「おまえんち厳しく
なかったっけ?」

「うん、今日は特別。
連絡してあるし」

「そうか」

「・・・」

「おくってやろうか?
近所だし」

「いい。さっきの人が
おくってくれるから」

「そう・・・」

「じゃあ」

「ホントに大丈夫なのか?」

「え?何が?」

「別に・・・」

私はリョクの心配を
振り切るように、
トイレに駆け込んだ。
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