今、気づいたの☆天使のささやき☆
私はカチコチに
なりながら、
車の助手席に
乗り込んだ。

 こんな風に会った
ばっかりの男の人の車
に乗るのは
初めてだった。

 緊張で息さえ
できなくなりそう
だった。

「ミントちゃんは
すごい優等生なんだって?」

「いえ、
そんなことないです」

「今日はどうだった?」

「楽しかったです」

「大変なデビューの日
だったんでしょ?」

「はい」

「光栄だな。
そんな記念すべき日に
一緒にいられるなんて」

「いえ、そんな」

「ねえ、よかったら
携帯の番号教えてよ。
また会おうよ」

「あ、はい・・・」
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