中絶~僕は君を殺したい~
6‐4 一人
「ダメでした」
帰り道、ちひろせんぱいに電話をかけた。
「あきらめるの早すぎ」
「見てたんですか?」
「まだ20時にもなってないのに電話してきたらそりゃわかるよ」
「…すいません」
「あやまるのはわたしじゃないでしょ?また話聞いてあげるから昨日の居酒屋にいなさいよ」
「はい」
携帯電話をたたむとパッタリと音が消えた。
「ダメでした」
帰り道、ちひろせんぱいに電話をかけた。
「あきらめるの早すぎ」
「見てたんですか?」
「まだ20時にもなってないのに電話してきたらそりゃわかるよ」
「…すいません」
「あやまるのはわたしじゃないでしょ?また話聞いてあげるから昨日の居酒屋にいなさいよ」
「はい」
携帯電話をたたむとパッタリと音が消えた。