リアルシティー〔前編〕
綾子は右に2歩あるいてみた。キャラクターもワンテンポ遅れちぎこちなく動いた。綾子は、元の位置に戻った。やはりワンテンポ遅れてキャラクターが歩いて元の位置に戻った。
「凄いシステムだけど、いまいち動きが遅いわね。これじゃコントローラーより遅いかも?」
少し考えて、壁側の飾り棚等の家具を画面に写らないように移動した。
今度は左側に2歩移動してみた。キャラクターが少し遅れて移動した。
「さっきより全然早い!これならコントローラーより早いみたい。説明会でトレーニングセンターがあるって言ってたから、明日行ってみよう」
綾子はパソコンの電源を切った。
翌日、綾子は仕事から帰宅するとパソコンを立ち上げてセンターに接続した。マニュアルを開いてトレーニングセンターへの行きかたを探した。
「メニューから地図を選択して、スクロールして直接探すか、施設種類から選択か?やってみよう」
画面左側のメニューをクリックすると選択する小画面が開いたが、グレーアウトしていた。
「あっそうか。7月1日からしか使えないって説明会で言ってたっけ。しかたない、それまでwebカメラモードで遊ぼうか?夕飯の手伝いしてこよう」
パソコンを閉じて、夕食の手伝いに1階の台所に降りた。
夕食後、綾子はパソコンを開いて、センターに接続してwebカメラモードにした。壁側に立ってパンチやキックのトレーニングをした。
『段々、動きが良くなってきたかな。早く7月にならないかな!』
「そうだ、アイテムはどうやって使うんだろう?」
綾子はマニュアルをめくって、アイテムのページを開いた。
「えっと、webカメラモードの場合は画面右はじをなぞるとアイテムが表示されるか?やってみよう」
カメラに向かって画面右はじを手でなぞる仕草をした。小窓が開いてアイテムが表示されたが、やはりグレーアウトしていた。
「なんだ、やっぱり7月にならないとダメなのね。お風呂に入って寝よう」
綾子はパソコンの電源を切った。
「凄いシステムだけど、いまいち動きが遅いわね。これじゃコントローラーより遅いかも?」
少し考えて、壁側の飾り棚等の家具を画面に写らないように移動した。
今度は左側に2歩移動してみた。キャラクターが少し遅れて移動した。
「さっきより全然早い!これならコントローラーより早いみたい。説明会でトレーニングセンターがあるって言ってたから、明日行ってみよう」
綾子はパソコンの電源を切った。
翌日、綾子は仕事から帰宅するとパソコンを立ち上げてセンターに接続した。マニュアルを開いてトレーニングセンターへの行きかたを探した。
「メニューから地図を選択して、スクロールして直接探すか、施設種類から選択か?やってみよう」
画面左側のメニューをクリックすると選択する小画面が開いたが、グレーアウトしていた。
「あっそうか。7月1日からしか使えないって説明会で言ってたっけ。しかたない、それまでwebカメラモードで遊ぼうか?夕飯の手伝いしてこよう」
パソコンを閉じて、夕食の手伝いに1階の台所に降りた。
夕食後、綾子はパソコンを開いて、センターに接続してwebカメラモードにした。壁側に立ってパンチやキックのトレーニングをした。
『段々、動きが良くなってきたかな。早く7月にならないかな!』
「そうだ、アイテムはどうやって使うんだろう?」
綾子はマニュアルをめくって、アイテムのページを開いた。
「えっと、webカメラモードの場合は画面右はじをなぞるとアイテムが表示されるか?やってみよう」
カメラに向かって画面右はじを手でなぞる仕草をした。小窓が開いてアイテムが表示されたが、やはりグレーアウトしていた。
「なんだ、やっぱり7月にならないとダメなのね。お風呂に入って寝よう」
綾子はパソコンの電源を切った。