【短】キャラメルメープルシュガーハニー
キャラメルメープルシュガーハニー
ピピ、という電子音と共に、数字が表示される。
じっとそれを眺めていた私は、思わず顔を引きつらせた。
増えている。
それも明らかに、だ。
何百グラムの誤差とかそういう範囲ではない。
敢えて空腹時を狙ったというのに、なんだこの仕打ちは。
何がいけないのだろう、なんて考えて、すぐにそんな思考は無駄だったと気づく。
最近気が付けば頻繁に食べているケーキだのクッキーだのマフィンだののお菓子のせいだ。
理由なんて、考えるまでもなかった。