感方恋薬-かんぽうこいやく-
第9節
こんこん…
あたしがベッドに寝っ転がった瞬間、部屋のドアをノックする音がした。
「ほ~い」
あたしは投げやりに返事をすると、申し訳なさそうな、部屋のドアが少しだけ開かれた。
その隙間から顔半分を出したのは、弟だった。
「どうしたの姉貴、誰か居るの」
あたしは、ちょっと焦った。
「ん、や…別に誰も、ほれ、この通り」
あたしはベッドから飛び起きると部屋のあちこちを不自然に指差して見せた。
「ん~居ないなら別に良いんだけど、何か話し声が聞こえたから」
あたしがベッドに寝っ転がった瞬間、部屋のドアをノックする音がした。
「ほ~い」
あたしは投げやりに返事をすると、申し訳なさそうな、部屋のドアが少しだけ開かれた。
その隙間から顔半分を出したのは、弟だった。
「どうしたの姉貴、誰か居るの」
あたしは、ちょっと焦った。
「ん、や…別に誰も、ほれ、この通り」
あたしはベッドから飛び起きると部屋のあちこちを不自然に指差して見せた。
「ん~居ないなら別に良いんだけど、何か話し声が聞こえたから」