感方恋薬-かんぽうこいやく-
ACT4 電撃恋薬作戦
第1節
そして運命の深夜を迎えた。
あたしは鍋に適量の水を入れると、ガスにかけてそれを沸騰させた。
そして、惚れ薬に使う材料を並べると、それを順番に鍋の中に入れて行く。
更にシナモンスティックで鍋の中身を掻き混ぜながらあたしはゆっくりと呪文を唱える。
「サチュロス・ヴォルグ・ギルブ・サチュロス・ヴォルグ・ギルブ・サチュロス・ヴォルグ・ギルブ…」
なんか段々、サマに成って来てる様な気がして来たぞ。
やっぱりあたしの将来はこれで決まりかも知れない。
と、思った瞬間…
「だ~から、材料入れるタイミングがおかしいと、言うておろうが」
突然の声に、あたしはシナモンスティックを放り投げた格好のまま、固まってしまった。
あたしは鍋に適量の水を入れると、ガスにかけてそれを沸騰させた。
そして、惚れ薬に使う材料を並べると、それを順番に鍋の中に入れて行く。
更にシナモンスティックで鍋の中身を掻き混ぜながらあたしはゆっくりと呪文を唱える。
「サチュロス・ヴォルグ・ギルブ・サチュロス・ヴォルグ・ギルブ・サチュロス・ヴォルグ・ギルブ…」
なんか段々、サマに成って来てる様な気がして来たぞ。
やっぱりあたしの将来はこれで決まりかも知れない。
と、思った瞬間…
「だ~から、材料入れるタイミングがおかしいと、言うておろうが」
突然の声に、あたしはシナモンスティックを放り投げた格好のまま、固まってしまった。