感方恋薬-かんぽうこいやく-
あたしはなぜか幸に対しても姉貴口調で答えたが幸はいつもの様にへらへらと笑いながら、あたしの話を聞いて居た。


そして暫く雑談をしていると学校前の停留所に着いたのであたし達はバスを降りて校庭を横切って玄関に向った。


あたしは、ちょっと職員室に用事が有ると言って、幸と別れて一人で職員室に向った。


用事はと言えば、当然、昨日「四角に」渡した巻き者が、解読できたかどうか、聞く為だった。
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