感方恋薬-かんぽうこいやく-
だから、爆発の一発や二発、平気なのであろうと思った。


幸、体に気をつけて頑張るんだぞ…


陰ながら応援しているからな(応援だけだがね、ふふふ…)


         ★


帰宅して、居間を横切って自室に向おうとしたら、今日はちゃんと弟が帰って居た。


相変わらず、例の再放送を食い入る様に、じっと見詰めて居る。


あたしは、この弟の姿を彼女に向かって声を大にして言って見たくなった。


はい、彼女、こいつは変に、じじむさいぞと。


しかしあたしは大人だ。


今日のところは見逃してやろう。


うん、良い姉だ。
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