感方恋薬-かんぽうこいやく-
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唐突だが次の日の昼休み。
お昼御飯も済んで、教室から校庭を、ぼけっと見詰めて居たら幸が突然話し掛けて来た。
「貴子さん昨日見せて貰った巻物の薬の作り方だいたい分かりましたよ」
「ほぅ。それはそれは」
あたしは流石はマッドサイエンティスト予備軍。
見る人が見れば分かるもんだなと思った。
「ただ、分からないのが、これで、何が出来るのか見当が付かないんですよ。貴子さん、知ってます?」
「え、う、うん、大体は分かるよ、大体だけどさ」
あたしは、ちょっと言葉を濁しながら答えた。此れで出来るのが惚れ薬で頭脳労働が幸で肉体労働があたしになってしまったらちょっと悔しい物が有る。
唐突だが次の日の昼休み。
お昼御飯も済んで、教室から校庭を、ぼけっと見詰めて居たら幸が突然話し掛けて来た。
「貴子さん昨日見せて貰った巻物の薬の作り方だいたい分かりましたよ」
「ほぅ。それはそれは」
あたしは流石はマッドサイエンティスト予備軍。
見る人が見れば分かるもんだなと思った。
「ただ、分からないのが、これで、何が出来るのか見当が付かないんですよ。貴子さん、知ってます?」
「え、う、うん、大体は分かるよ、大体だけどさ」
あたしは、ちょっと言葉を濁しながら答えた。此れで出来るのが惚れ薬で頭脳労働が幸で肉体労働があたしになってしまったらちょっと悔しい物が有る。