感方恋薬-かんぽうこいやく-
         ★

さて、深夜を迎えた。


あたしは残りの材料を台所に持ち込むと爺に聞いたのと同じ要領で薬を作りり始めた。


「ほう、なかなか飲み込みが良いでは無いか」


突然爺が現れた。


さすがに、それにも慣れて来たらしく、あたしは爺に動じる事は無かった。


どうだ、人間は短時間で進化出来る生物なのだ。
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