感方恋薬-かんぽうこいやく-
第7節
どうやら孫や玄孫に褒められる年寄りは、無条件で嬉しがるらしい。いくら、呪術の達人とは言っても、その辺の真理は普通の年寄と同じなのだろう。
「まぁ、この調子で出来れば良い呪術師になるじゃろう。呪術師の主な仕事と言えば、占いやら超常現象を起こして見せると言うのも有るが、殆どの場合、いかに薬沢山の種類の薬が作れるかと言う事じゃ」
珍しく真面目に爺が話すので、あたしも釣られてシナモンスティックで薬を掻き混ぜながら真剣に話を聞いてしまった。
そして薬が完成して薬瓶に移すと爺は、その瓶を持ち上げて照明の光に透かして出来を見た。
「まぁ、良い、効果は期待できるじゃろうのう」
「まぁ、この調子で出来れば良い呪術師になるじゃろう。呪術師の主な仕事と言えば、占いやら超常現象を起こして見せると言うのも有るが、殆どの場合、いかに薬沢山の種類の薬が作れるかと言う事じゃ」
珍しく真面目に爺が話すので、あたしも釣られてシナモンスティックで薬を掻き混ぜながら真剣に話を聞いてしまった。
そして薬が完成して薬瓶に移すと爺は、その瓶を持ち上げて照明の光に透かして出来を見た。
「まぁ、良い、効果は期待できるじゃろうのう」