感方恋薬-かんぽうこいやく-

第7節

爆発崩壊した科学室本体は未だ修理が続いていて使う事は出来なくなり、授業自体も実験から座学を行く事が多くなった。


それにもメゲずに彼は準備室の方で実験を重ねている様だった。


「は~モノ好きと言うか、蓼食う虫も何とかと言うか…」


あたしは関心したと言うか何と言うか、しかし複雑な気持ちに成っていた。


目的はもちろんあたしが渡した惚れ薬のレシピから本物を科学的に作り出す事だった。
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