感方恋薬-かんぽうこいやく-
幸は嬉しそうに一気にまくし立てた。
あたしの意思は彼にはあまり尊重されなかった様だ。
そして幸は薬瓶を取り出すと、蓋を外して、あたしの鼻の近くに、すっと差し出した。
ヤバイ、もしこの薬の臭いをかいでしまったら、あたしは幸に惚れてしまう。
あたしは咄嗟に息を止めて、薬の臭いを嗅がない様に努めた。
―――が、だ…
「あっあれは何だ?」
あたしの意思は彼にはあまり尊重されなかった様だ。
そして幸は薬瓶を取り出すと、蓋を外して、あたしの鼻の近くに、すっと差し出した。
ヤバイ、もしこの薬の臭いをかいでしまったら、あたしは幸に惚れてしまう。
あたしは咄嗟に息を止めて、薬の臭いを嗅がない様に努めた。
―――が、だ…
「あっあれは何だ?」