感方恋薬-かんぽうこいやく-
第9節
あたしも大きい方では無いが、紀美代は身長が150センチ程とミニサイズに出来て居る為、あたしの事を見上げる事になってしまうのだ。
そして見上げる紀美代の表情を見て、彼女の行動が、嘘でも冗談でも無い事が分かる。彼女は真剣だった。
「お願いです、幸雄さんと別れてください!」
「はぅ?」
あたしは溝落ちをふいにぶん殴られたカエル(?)の様な声を出すと、暫く何も言葉が出なかった。頭の中が真っ白状態だ。
「ちょっと待て、何それ、幸と別れろって?」
「だって、貴子さん、幸雄さんと付き合ってるんでしょう?」
そして見上げる紀美代の表情を見て、彼女の行動が、嘘でも冗談でも無い事が分かる。彼女は真剣だった。
「お願いです、幸雄さんと別れてください!」
「はぅ?」
あたしは溝落ちをふいにぶん殴られたカエル(?)の様な声を出すと、暫く何も言葉が出なかった。頭の中が真っ白状態だ。
「ちょっと待て、何それ、幸と別れろって?」
「だって、貴子さん、幸雄さんと付き合ってるんでしょう?」