感方恋薬-かんぽうこいやく-
ACT8 決戦!彼女と彼女…

第1節

少なくとも、嫌われるキャラクターを背負うのは抵抗が有る。


集団で攻撃されたら、それも力技で無くて、頭脳プレーでねちねちと来られたらあたしはお手上げだ。太刀打ちする手段を持ち合わせて居ない。


さて、どうしたもんかと思案を巡らせては見た物の気分は落ち込む一方で、全く妙案が浮かばない。


「もう、出たとこ勝負だ」


あたしは、開き直る事を決め込んだ。この際、何が出て来ても冷静に対処するしかないでは無いか。
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