感方恋薬-かんぽうこいやく-

第6節

あたしは自室のベッドに制服も着替えずにごろんと横に成った。


なんか大変な事に成ってしまった。


なんで、こんな事に巻き込まれなきゃならないんだ。


どう考えても理不尽じゃ無いか。


あたしは幸の事は友達程度にしか思ってない。


だから紀美代が何をどうしても構わない。


だから勝手に話を進めて貰っても構わない。


…ほんとうに?


何故かあたしの頭の中に疑問符が浮かぶ。


疑問符は頭の中で、少しずつ大きくなり始め、最後には巨大なハテナマークが頭の中を占領してしまった。
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