感方恋薬-かんぽうこいやく-
あたしは爺を横目で見ながら、そう答える。
「ま、自分で撒いた種じゃ。最後まで面倒みてやる事じゃな」
「最後まで…ねぇ。あたしは勝っても負けても、どっちでも良いんだけど」
「おや、おまえさんにしては気弱な発言じゃな」
「だって、ホントにどうでも良いんだもん」
「ほんとに良いのか?」
「うん…」
「何を躊躇っておるのじゃ?本当は勝ちたいんじゃないのかの?」
「…う、う~ん、いや、どうでも良い、ほんっとにどうでも良い」
「そうか。では、適当にちゃちゃっと澄ませてしまう事じゃな。後腐れ無しが条件なのであろう?」
「う、ん」
「ま、自分で撒いた種じゃ。最後まで面倒みてやる事じゃな」
「最後まで…ねぇ。あたしは勝っても負けても、どっちでも良いんだけど」
「おや、おまえさんにしては気弱な発言じゃな」
「だって、ホントにどうでも良いんだもん」
「ほんとに良いのか?」
「うん…」
「何を躊躇っておるのじゃ?本当は勝ちたいんじゃないのかの?」
「…う、う~ん、いや、どうでも良い、ほんっとにどうでも良い」
「そうか。では、適当にちゃちゃっと澄ませてしまう事じゃな。後腐れ無しが条件なのであろう?」
「う、ん」