感方恋薬-かんぽうこいやく-
「じゃあ、教室行こうか」
則子の誘いにあたしは快く、心の中で鼻歌でも歌いたくなりそうなのを押さえながら、機嫌良く彼女に付いて教室に向った。
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気分が気持ちが軽くなった性か、今日の授業は、トントン拍子に進んで行き無事、何事も無く放課後尾を迎える事が出来た。
あたし達は高校2年で来年受験…の筈なのだが、何を間違えたのか、私立の大学付属高校に無事入学出来てエスカレーターの人生がこの時点では約束されている。