感方恋薬-かんぽうこいやく-
第4節 テーブルの攻防
あたしが意識を取り戻したのは、母親の夕食を告げる声とお腹の虫がシンクロした時だった。
結構な時間、あたしは気を失ったのと同じ様な状態で過ごしていたらしい。
★
今日の夕食のメニューは、母親の得意技の煮込みハンバーグをメインにサラダなんかが並んでいた。
父親は、今日も残業で帰りが遅いらしい。
食卓は母親と弟とあたしの3人で囲む事に成った。
あたしは、さっきの出来事が結構ショックで食べ物が中々喉を通らない。
それに反して弟は、がばがばと茶碗のご飯を平らげて行く。
結構な時間、あたしは気を失ったのと同じ様な状態で過ごしていたらしい。
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今日の夕食のメニューは、母親の得意技の煮込みハンバーグをメインにサラダなんかが並んでいた。
父親は、今日も残業で帰りが遅いらしい。
食卓は母親と弟とあたしの3人で囲む事に成った。
あたしは、さっきの出来事が結構ショックで食べ物が中々喉を通らない。
それに反して弟は、がばがばと茶碗のご飯を平らげて行く。