感方恋薬-かんぽうこいやく-
あたしは弟の魔の手から煮込みハンバーグを守る事に成功した。
「そうやって食い気だけ発達させるから彼氏の一人も出来ないんだ。日本人だろ肉なんて食わないで米食え米!」
「なにお~!がたいがでかいだけの筋肉ダルマにゃあ言われたくないわい!」
「あ~筋肉ダルマってどういう事だよ、体を動かすには先ず脳を鍛える事から始まるんだ、体が発達してるって事は脳も発達してるって事だ!」
「世の中、入れ物だけじゃ満足できないんじゃい、そんなの箱菓子の箱だけ持って、中身置いて御挨拶に行く様なもんじゃ無い!」
あたしと弟は箸を交え食うか食われるかの一進一退の攻防を始めた。
しかし「ばん!」という音でその攻防はあっさりと終了した。
「そうやって食い気だけ発達させるから彼氏の一人も出来ないんだ。日本人だろ肉なんて食わないで米食え米!」
「なにお~!がたいがでかいだけの筋肉ダルマにゃあ言われたくないわい!」
「あ~筋肉ダルマってどういう事だよ、体を動かすには先ず脳を鍛える事から始まるんだ、体が発達してるって事は脳も発達してるって事だ!」
「世の中、入れ物だけじゃ満足できないんじゃい、そんなの箱菓子の箱だけ持って、中身置いて御挨拶に行く様なもんじゃ無い!」
あたしと弟は箸を交え食うか食われるかの一進一退の攻防を始めた。
しかし「ばん!」という音でその攻防はあっさりと終了した。