感方恋薬-かんぽうこいやく-
そして退屈な日曜日を過ごして月曜日の朝。


あたしはいつもの様に洗面所で弟と景気付けに一戦交えてから学校に向った。


何時も通りの朝だったが少し違って居たのは、何時もは後から現れる則子が校門の前であたしの事を待って居た事だ。


そして彼女は意味有り気に気色悪い含み笑いを浮かべて居た事だった。


「お~す貴子」


「あい、おはよう則子どうした?今朝は早いじゃない」


「えっへっへ~それがねぇ、こんな気持ちに成れるのは、全部貴子様のお陰だわホントに、昨日の事は後で詳しく手取り足取り色んなとこ取りで教えてあげる」
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