感方恋薬-かんぽうこいやく-

第3節

そして理系に強くて、多少の爆発にはびくともしない(本人談によると避けるには少しコツが居るそうだが)丈夫な体を兼ね備えて居る。


「ねぇ幸…」


「何ですか貴子さん」


「一つ聞きたいんだけど」


「はぁ、何でしょうか」


「幸…あなた付き合ってる人…居る?」


あたしは、何となく聞いて見た。特に他意は無いのだが何となく聞いて見たい気になったのだ。



「な…なんですか?いきなり」
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