大好きです先輩
??「ふぅー。」
とその人は息を吐いて私たちのいる場所に向かって歩きだした。
とっさに私は隠れた。
だけど弥生がくしゃみした。
早瀬「誰かいるのか?」
弥生だけでもと思い。
佳奈「…ごめんなさい」
早瀬「佳奈か…」
佳奈「盗み聞きしちゃいました…やっぱり先輩モテますね」
無理矢理、笑顔を作った。本当は泣きそうだった。
早瀬「そんなことないよ。…好きな子にはモテないんだからな…」
と先輩は悲しい顔をして言いながら私の目を真っ直ぐ見て言った。