極上男子と暮らしてます★
それを、着る。

紺のスカートは、3回織り。

ちょっと大きめのセータ-。
クシュクシュのルーズ。

全身鏡に映るのは、いつもの自分じゃないみたい。

アイロンにスイッチをいれて。
コテにもスイッチをいれる。

その間に化粧をする。

アイロンが温まったら、アイロンでストレートにとかして、
コテで髪を巻く。

これは学校いく前の儀式みたいなもの。

「莉菜~遅刻すんぞ~?」
ドアにもたれかかってる悠斗。

「女はいろいろあんの」
と浩太。

浩太分かってるじゃん~。

「よしっ!!!」

あたしは、香水をふって、かばんを持って、立った。

「おわぁ・・・莉菜かわいい」
「やべ~さすが俺の莉菜」

2人で誉められたらなんかはずいんですけど?

「俺のじゃね~よ」
悠斗が反論する。

「うるせ~」

あたしは笑って、2人の手をひいた。

「はいはい。兄弟ケンカしてたら遅れるよ~」

「「莉菜のせ~だよ」」
ってハモられた。

てゆーか、浩太の制服も悠斗の制服もかっこいいなぁ・・・。
バカだけどやっぱイケメンなんだ。

下には、きっちり爽やかに制服を着る、亮さんの姿があった。

「そっか・亮さん高3なんだ・・・。」

「兄貴制服にあわね~」

「うっせ~///」

4人で、笑って玄関を閉めた。

こんなイケメンたちに囲まれて、
あたしもしかしたら幸せものっ?

とかも考えた。

あたしたちは、下駄箱についた。

すると、女の子たちがキャーキャ-言ってる。

なんか、うざい・・・。
ってあたし、心狭っ・・・。

3人も小声でうっせ~な。ってつぶやいてる。

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