極上男子と暮らしてます★
「はは・・・莉菜、すっごい邪魔だよね・・・」

「いや・・・でもっ・・」

「はよーす」

亮の言葉とともに、浩太と悠斗がおきてきた。

悠斗はヨリ戻すの?
あたしは、美奈の変わり?


「あ、あたし今日日直だから急がなきゃ」

あたしはそういい残して、自分の部屋に行った。

そして、髪を巻く気にもなれず、
ストレートのまま、制服を着た。


「莉菜日直だったら俺もじゃね?俺も行くし」

悠斗は、そう言って、自分も制服に着替えた。

そして、結局2人で行くハメに・・・。

「昨日のことまだ気にしてる?」

悠斗が、あたしの顔をのぞく。

「ん?してないよ・・・」

「そっか・・・まじ何もね~から」

何もないんだ・・・。

あの約束は果たさなくていいの・・・?


あたしは悠斗のことを見ることが出来なかった。

そして学校についてしまった。

靴箱には、美奈の姿があった。

「悠斗ぉぉぉ」

美奈は悠斗に飛びつき抱きついた。

あたしは、胸がチクっと痛んだ。

この2人の間にあたしの入る隙間は
ないんじゃないかな・・・?

「やめろって!この前言っただろ?」

悠斗が美奈をニラむ。

この前?言った?何を?

「何でよぉぉ~約束したじゃないっ!!!!
あたしはそのために頑張ってきたのぉぉぉ」

美奈はそう叫ぶ。

あたしは、ただ目をそらすこと
しかできなかった。

そして、美奈が悠斗を、掴み・・・

キスをした。

あたしは息をすることを忘れた。

あたしの悠斗だよ・・・・?

あたしは、目に涙をためて、
その場を逃げた。


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