極上男子と暮らしてます★
悠斗が、あたしの名前を呼んで、
追いかけてきてくれる。

でも不安なんだよ・・・


あたしたち、出会ってまだ1年も経ってないじゃん・・・。

あたしの好きに比べたら、美奈の好きとは違うのかな・・・・?

過去は過去だけど・・・。

過去に負けそうな今があるよ・・・・。


結局、悠斗の足の速さには叶わず・・・

廊下の真中で捕まった。

早く来てたから、ポツポツしか人はいなかった。

「やだっ!!!!」

「話聞けよっ!!!」

「聞いたもんっ!!!美奈と悠斗は、何年も付き合ってた
お似合いカップルで・・あの子が病気になっちゃて・・
約束を交わしたって・・・」

「っち・・兄貴か・・」

悠斗は舌打ちした。

「病気治ったら、ヨリ戻そう・・・?って・・・」

「あん時は俺もガキだったんだ!」

悠斗はあたしの手を握る。

「あの時はって・・そんなに変わらないよ・・?
あたし・・・ただの邪魔ものだったのかも・・・・」

あたしは、涙を流して、弱弱しく笑った。

時間が過ぎ、登校してくる人が、あたしたちを見る。

「あの時は、そう思った・・。でも莉菜に会ってからは、
まじ莉菜しか見えね~んだよ!!!
美奈でもね~・・。俺は莉菜しか好きじゃね~っ!!!
誰がどーいおうと、俺はお前しか見えね~よ!!!!」

あたしは、嬉しくて涙を流した。

「悠斗・・・・・でも・・・キスしたじゃん・・・」

あたしは最後まで心が狭いな・・・。

「あんなのキスじゃね~よ。俺は、あいつに唇重ねられても
何も感じね~よ!我慢きかね~とか・・・。ヤリてぇ~とか・・
思わねぇ・・。でも莉菜とのキスは、我慢きかなくなるし、
超ヤリたくなる!!!」

周りのみんながキャーって叫ぶ。

「悠斗ぉ/////」

「それに、お前は俺のだろ?」

悠斗は、そう言って、あたしの首筋のキスマーク
に軽くキスをした。

「んで、俺もお前のモンだろ?」

悠斗は自分の首もとにあたしの手をやった。

あたしは、ただ頷くことしか出来なかった。

こんなにあたしのこと思ってくれてるのに・・

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