未定

第１章

傷

「弥歌さぁ‐、男遊びひどくなったよね‐。」

「調子乗ってんじゃん？ブスのくせにさぁ」

弥歌の悪口が飛び交う。

「弥歌‐気にすんな！アイツ等弥歌に嫉妬してんだよ」

「ありがとう◆愛希は優しいね‐。」


完璧に化粧をした白い肌、ぷっくりとした唇に光るグロス、パッチリ二重の大きな目。
天乃弥歌‐てんの みう‐ 高校１年 16歳


その大きな目ユリナに向ける。標的が代わった合図だ…

その時１人の男子がペットボトルを投げた。
勢い良くユリナの頭に当たる。

「っ……。」