黒介の人生
僕は【自転車】ってゆう物のカゴに乗せられた。















これが僕と【飼い主】の[優]ちゃんとの出会いなんだ。

優ちゃんがいなかったら、僕はここにいないかもしれない。

生きてないかもしれない。












【おかぁさん?この猫ついて来てん】

【はい?猫はダメってゆうたでしょう?】

【でも・・・付いてきたんやもん】

【・・・。】

【ばぁちゃんは?】

【いてるよ。隣におる】

【言ってくる。】













【ばぁちゃん?猫ついてきてん。】

【えらい黒い猫やなぁ?ご飯いるかい?】

【飼ってもええ?家・・・父さん喘息やからあかん。】

【・・・とりあえずじぃちゃんに聞き】

【・・・はい。】













うわぁー!!

おいしそうなご飯だ!!

ありがとう。














【じぃちゃん・・・この猫飼いたい。】

【世話せぇへんからあかん】

【ちゃんとするから・・・】

【泣くなよ・・・とりあえずばぁちゃんに聞きなさい】

【はい。】












どうしてこの人間は目から水を出すんだろう?

どうしてそんなに悲しい顔をするんだろう・・・












【・・・里親を探そう?それまで家においてたらいい。】

【ありがとう・・・ありがとう。】

【今日は一緒に寝たり?】

【うん!!】













< 4 / 5 >

この作品をシェア

pagetop