卒業-バイバイ先輩-
奇跡に近い。

目が合った。

ずっと喋ってなかった分、嬉しさが増す。


先輩は


ニカッと笑って、右手を挙げた。




涙が出そうになった。





ずっと、喋ってこなかったくせに

急に何なのか解んないけど

もうそんなのどうでも良くて。



胸が疼いて、ドキドキが止まらない。

今すぐ、『ボタンくれ』って、叫びたい。



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