芸能人×一般人【恋愛物語】
奈瑞菜と別れ、ケーキを買って善輝の家に向かう。


1ヶ月ぶりくらいなのに、ものすごく長い間来ていなかったような感じがして何だかすごく懐かしい。


善輝の部屋はあたしが飛び出したあの日から何も変わってなかった。


あたしとのツーショット写真も写真立てに飾られてあって、お揃いのマグカップもあった。


部屋の中は善輝の香りがして、善輝に会いたくなった。


「早く帰ってこないかな…。」


あたしはソファーに座ってひたすら善輝の帰りを待った。


夕陽もすっかり沈んで外に星が輝き出した頃…


【もうすぐ帰るから!ちゃんと待ってろよ〜】


善輝からのメールが届いた。




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