芸能人×一般人【恋愛物語】
「彩乃。」


だんだんと近づいてくる善輝。あたしはそっと目を閉じた。


重なった唇。


そして徐々に激しくなっていくキスで頭がもうろうとしてくる。


絡み合う舌に


「んっ…」


思わず声が出た。


「もっと声聞かせろよ…。」


そう言った善輝の手があたしの服の中に入ってくる。


唇から離れた善輝の口が首筋から胸へとおりてくる。


「あっ…善輝…」


あたしの吐息が部屋に響いた。


「夢みてぇ…」


小さな声で呟いた善輝。


あたしも夢みたいだよ…。


こんなふうに善輝の体温を肌で感じれる日がくるなんて本当に夢みたい。



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