芸能人×一般人【恋愛物語】
「俺の彼女と、その友達だけど?」


善輝のその答えに、ものすごく反応した舞ちゃん。


「どっちが?」


「は、はい。一応…あたしです…。」


小さな声で答えた。


「ふぅ〜ん。」


それだけ言うと舞ちゃんは控え室の方に行ってしまった。


「なんじゃあれ。」


奈瑞菜がイラッとしながら言う。


「ははは…なんか凄い人だったね…。」


あたしはそう言うしかできなかった。


「な?最悪だろ?
だから彩乃は何も心配することなんてないからな。
っつうことで、俺は仕事に戻るから。ゆっくり見学してて〜。」


善輝はリハーサルへと戻って言った。



< 51 / 209 >

この作品をシェア

pagetop