芸能人×一般人【恋愛物語】
少し安心してたはずなのに一気に不安が押し寄せてきた。


「ただいま〜。ってどうした?」


あたしの暗い顔を見て不思議そうに言う奈瑞菜。


「ううん、何でもない。」


そう言ったものの心臓がバクバクと鳴って沈んでいく気持ち。


本当に善輝が舞ちゃんの事、好きになったらどうしよう…。


そればかり考えてた。


気が付くと撮影は終了してて


「さっ!帰るよ、彩乃。」


奈瑞菜の声にハッとして立ち上がった。


善輝は次の仕事があるからと言って有田さんが運転する車で移動して行く。


あたし達もスタジオを出て帰路へとついた。



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