砂漠の王と拾われ花嫁
子供扱いは嫌
莉世が戻るとマハルがトロッとしたスープをラシッドに給仕している所だった。
「リセ、おいしそうなスープだ お前も飲みなさい」
赤い色をしたスープには香辛料がたっぷり入り、肉の固まりも入っているが何日も煮込まれたその肉はいつ食べても口の中で溶けてしまうほどに柔らかい。
「はい お兄様」
莉世が落としたグラスと汚れてしまったクッションはなくなっており、新しいクッションが置かれていた。
マハルが莉世の皿の中にスープを注ぐ。
「先ほど言いかけていたお話って・・・?」
さも気にしていないように莉世はラシッドにたずねる。
「あぁ・・・先ほどタヒールに会った時にタヒールの娘ファティマを私の妻にと言われた リセはどう思う?」
「リセ、おいしそうなスープだ お前も飲みなさい」
赤い色をしたスープには香辛料がたっぷり入り、肉の固まりも入っているが何日も煮込まれたその肉はいつ食べても口の中で溶けてしまうほどに柔らかい。
「はい お兄様」
莉世が落としたグラスと汚れてしまったクッションはなくなっており、新しいクッションが置かれていた。
マハルが莉世の皿の中にスープを注ぐ。
「先ほど言いかけていたお話って・・・?」
さも気にしていないように莉世はラシッドにたずねる。
「あぁ・・・先ほどタヒールに会った時にタヒールの娘ファティマを私の妻にと言われた リセはどう思う?」