砂漠の王と拾われ花嫁
ラシッドは待つ間、真っ白な馬に目をとめた。
莉世の馬、シラユキだ。
莉世が乗りたいと言っていた事を思い出した。
しかし、手首が治らない限りシラユキには乗れない。
シラユキに振り落とされるのがおちだ。
カリムが鞍を取り付けているとマハルの息子、警備副隊長のアクバールが近づいてきた。
「殿下、どちらへ?勝手に動かれては困ります」
「アクバールか、ちょうどいい 付いて来い お前、シラユキにも鞍をつけろ」
ラシッドはカリムと同様の少年に命令した。
莉世の馬、シラユキだ。
莉世が乗りたいと言っていた事を思い出した。
しかし、手首が治らない限りシラユキには乗れない。
シラユキに振り落とされるのがおちだ。
カリムが鞍を取り付けているとマハルの息子、警備副隊長のアクバールが近づいてきた。
「殿下、どちらへ?勝手に動かれては困ります」
「アクバールか、ちょうどいい 付いて来い お前、シラユキにも鞍をつけろ」
ラシッドはカリムと同様の少年に命令した。