砂漠の王と拾われ花嫁

宴(うたげ)

「何を言っているのだ?」


ラシッドは莉世のいきなりの行動に驚いている。


入り口に立っているマハルとアーメッドも莉世にぎょっとした。


「・・・もう夜は私一人で大丈夫です」


「リセ・・・・」


ラシッドは莉世の顔を良く見ようとする。


莉世の顔があっという間に赤くなった。



「もう大人ですから夜は怖くありません」



「突然何を言う?もちろん子供ではない事は分かっている だがそのような行動をとっても大人とは言えないな」




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