砂漠の王と拾われ花嫁
莉世の踊る剣の舞は恋の話。


最初は出会い。


姫は剣を使って美しい舞を見せる。


それを見た王はひと目で気に入り誘う。


姫は逃げる。


逃げる姫に腹が立ち、王は剣で戦おうと言う。


負けたら王の奴隷になるのが条件。


舞いながら剣を合わせる所がこの踊りの見所だ。




莉世はライラ先生に習ったとおりに優雅に舞う。


それは見ている誰もがほーっと溜息を吐くくらいだ。


黄金のように輝く姫君。


莉世は身体をそらす。


もともと体の柔らかい莉世はアクロバットも得意でそらすとくるっと飛んだ。


その動きに再び溜息が漏れる。



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