砂漠の王と拾われ花嫁
「私が良いと言うまでこの部屋から一歩も出てはならぬ わかったな!」
ラシッドは莉世が心を開かず話をしない事に腹を立てて言い放つ。
入り口に控えていたマハルがビクッとするくらいだ。
「・・・・」
莉世は俯(うつむ)いてシーツを見つめていた。
ラシッドは莉世の寝室から出て行った。
ポタッ・・・
涙がシーツに落ちた。
莉世は右手の甲でごしごしと目を拭く。
「姫様、横になられてくださいませ」
莉世は言われたとおり人形のようにシーツに身体を横たえた。
マハルが体の上に布を静かにかけた。
ラシッドは莉世が心を開かず話をしない事に腹を立てて言い放つ。
入り口に控えていたマハルがビクッとするくらいだ。
「・・・・」
莉世は俯(うつむ)いてシーツを見つめていた。
ラシッドは莉世の寝室から出て行った。
ポタッ・・・
涙がシーツに落ちた。
莉世は右手の甲でごしごしと目を拭く。
「姫様、横になられてくださいませ」
莉世は言われたとおり人形のようにシーツに身体を横たえた。
マハルが体の上に布を静かにかけた。