砂漠の王と拾われ花嫁
悪夢
翌日、タヒール大臣がラシッドの執務室を訪れた。
「何用だ?」
執務を邪魔されてラシッドが不機嫌な顔を見せる。
そうでなくても昨晩から機嫌が悪いのだ。
そして、朝から莉世に結婚の話が数件舞い込んだ。
ますます機嫌は悪くなるばかり。
傍にいるアーメッドはいつ爆発するかヒヤヒヤしていた。
「ファティマをお気召されたかお聞きしたいのですが」
「ファティマか・・・」
美しいとは思っていたがそれだけだ。
彼女に惹かれなかったし、欲しいとも思わなかった。
「何用だ?」
執務を邪魔されてラシッドが不機嫌な顔を見せる。
そうでなくても昨晩から機嫌が悪いのだ。
そして、朝から莉世に結婚の話が数件舞い込んだ。
ますます機嫌は悪くなるばかり。
傍にいるアーメッドはいつ爆発するかヒヤヒヤしていた。
「ファティマをお気召されたかお聞きしたいのですが」
「ファティマか・・・」
美しいとは思っていたがそれだけだ。
彼女に惹かれなかったし、欲しいとも思わなかった。