砂漠の王と拾われ花嫁
「お兄様にも引けを取らない踊り手・・・踊りは素晴らしかったわ わたしをリードしてくれて・・・」



昨日の踊りを思い出して言う。



「ですが、左手が・・・」



首から吊られている左手をライラは見る。



「すぐに治るわ 治ったらお稽古お願いします」



莉世は剣の舞を踊るのが好きだった。



昨日使ったのは真剣だったけど、ケガをしないで済んだ。



自分の踊りは思ったよりも上達しているのかも。




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