砂漠の王と拾われ花嫁
「ですが、姫様はお休み中であらせられます」
「具合が良くないのでしょうか?」
なかなかタージルは引き下がらない。
「それは・・・」
それは口に出せない。
昨日の夜から目覚めていない。
侍医の処方した薬はかなり強い睡眠効果があったようだ。
「ひと目だけでも良いのです どうか姫君をこの目で・・・」
恋焦がれている姫君をひと目みたい。
マハルはタージルの熱心さに負けた。
姫様は眠っておられる。
自分が口をつぐんでいればタージル様が部屋に入ったことなど分かるまい。
「わかりました・・・一目だけです」
「具合が良くないのでしょうか?」
なかなかタージルは引き下がらない。
「それは・・・」
それは口に出せない。
昨日の夜から目覚めていない。
侍医の処方した薬はかなり強い睡眠効果があったようだ。
「ひと目だけでも良いのです どうか姫君をこの目で・・・」
恋焦がれている姫君をひと目みたい。
マハルはタージルの熱心さに負けた。
姫様は眠っておられる。
自分が口をつぐんでいればタージル様が部屋に入ったことなど分かるまい。
「わかりました・・・一目だけです」